診療科のご案内

発熱外来・新型コロナウイルスPCRセンター

地域の診療所を支援する事業です。

発熱外来を受信される方は診療所、クリニックより紹介状が必要です。

目的

発熱患者の原因を精査し、地域での新型コロナウイルス(COVID-19)のクラスター発生防止に尽力します。

場所

工事中は、関西メディカル病院 仮正面玄関横にある「発熱外来受付」までお越しください。

※不在時は病院内に入らず06-6836-1199にお電話ください。

診療日

月~土(日・祝は休み):完全予約制

診療担当表
  曜日 曜日 曜日 曜日 曜日 曜日
午前 井上 哲 井上 哲 井上 哲 井上 哲 井上 哲 井上 哲
午後 当番制 当番制 当番制 当番制 当番制 休み
 

概要

  • 発熱患者の診療困難に対する支援事業です。
  • 診療所(歯科診療所含む)からの紹介状が必要となります。
  • 地域の診療所の医師が新型コロナウイルス(COVID-19)を少しでも疑った場合が対象となります。
  • 地域の医療機関のための医療機器共同利用事業です。
    リアルタイムPCR(ロシュCobasZ480医療機器)、抗原定量検査(富士レビオ LUMIPULS G1200)、CT検査(GE256列、GE64列)、血液・生化学検査等を行い新型コロナウイルス(COVID-19)の判定を行います。
    診療の結果、新型コロナウイルス(COVID-19)が陰性で入院治療等が必要な場合は対応致します。
    新型コロナウイルス(COVID-19)陽性の場合は保健所に連絡の上、対応させていただきます。

    リアルタイムPCR
    (ロシュCobasZ480)

    抗原定量検査
    (富士レビオ LUMIPULS G1200)

    256列CT Revolution CT
    (GE Healthcare 社製)

  • PCR検体採取法
    滅菌スワブを用いた鼻腔ぬぐい液採取法(唾液は精度の面から運用検討中です)
  • RT-PCRの結果は原則翌日(土曜日のみ月曜)に説明します。

重要

  • 個人での申し込みは受け付けておりません。
  • 地域の診療所を受診した結果新型コロナウイルス(COVID-19)が疑われ、医師による申し込みのあった方が対象となります。
  • 帰国者・接触者外来ではありません。
  • 感染者と接触歴がある場合は保健所にご相談ください。
  • 発熱外来の予約枠には限りがあります。

予約方法

一般の方お問い合わせ

TEL 06-6836-1199(代表)

医療機関専用ダイヤル

TEL 06-6836-1195(地域医療センター)

FAX 06-6836-1196

電話予約の上、下記の当院発熱外来専用の診療情報提供書および保険情報をFAXにてお送り下さい。

診療情報提供書のダウンロードはこちら

【PDF】発熱外来・PCRセンター用 診療情報提供書
【excel】発熱外来・PCRセンター用 診療情報提供書

新型コロナウィルス
自費PCR検査申し込みはこちら

新型コロナウイルスに感染しているか調べる検査の基礎知識

調べる検体の採取方法には鼻腔咽頭ぬぐい液と唾液があります。

鼻咽頭ぬぐい液 唾液
精 度 手技の正しい採取が重要 唾液の分解酵素が混じる為やや劣る
問題点 採取時の医療者の被曝 採取からすぐに検査しないと精度が悪くなる

PCR検査と抗原検査の違い(抗原検査にも定量と定性があります)

検査種類 PCR検査 抗原定量検査 抗原定性検査
〇調べるもの ウイルスを特徴づける遺伝子配列 ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原) ウイルスを特徴づけるたんぱく質(抗原)
〇精度 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる 抗原定性検査より少ない量のウイルスを検出できる 検出には、一定以上のウイルス量が必要
〇検査実施場所 検体を検査機関に搬送して実施 検体を検査機関に搬送して実施 検体採取場所で実施
〇判定時間 数時間+検査機関への搬送時間 約30分+検査機関への搬送時間 約30分

出典:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症に関する検査について

方法は大きく分けてPCR検査と抗原検査があります。

PCRと抗原検査の使い分け

検査の対象者 PCR検査(LAMP法含む) 抗原検査(定量) 抗原検査(簡易キット)
鼻咽頭 唾液 鼻咽頭 唾液 鼻咽頭 唾液
有症状者
(症状消退者含む)
発症から9日目以内 ○(*1) ×(*2)
無症状者 発症から10日目以降 × × △(*3) ×(*2)
×(*2) ×(*2)

*1:抗原検査(簡易キット)については、発症2日目から9日目以内
*2:検査メーカーにおいて有症状唾液については大学と共同研究中、無症状者については共同研究予定。
*3:使用可能だが、陰性の場合は鼻腔咽頭PCR検査を行う必要あり
出典:厚生労働省2020年7月17日~「無症状者の唾液を用いたPCR検査等について」

関西メディカル病院では精度を重視してあえて鼻腔咽頭ぬぐい液採取を行い、抗原定量検査機器(富士レビオ LUMIPULS G1200)、リアルタイムPCR機器(Roche Cobas Z480 医療機器)等の検査機器をはじめ検査体制を整備し検査機関に搬送する時間を無くすことで結果の精度を高め、 結果報告までの時間短縮に努めています。

一覧に戻る