本日は当院の新病院に導入する最新鋭のMRI装置 3.0T(テスラ)についてお話したいと思います
お知らせ2015.10.07
まずは3.0T(テスラ)とは?
テスラとは磁場の強さを表す単位です。身近な例でお示しすると、肩凝りに使う家庭用磁石入り絆創膏(商品名:ピップエレキバン)は80 〜190ミリテスラ、つまり0.08 ~ 0.19テスラです。テスラの数字が大きいほど磁場が強いことを意味し、MRIにおいては質の高い画像の描出、検査時間の短縮が期待できます。従来見過ごされていた正常構造、異常所見への診断能力の大幅な向上が期待されます。
現在まで病院の敷地に余裕がなかったために当法人ではMRI装置の導入はできなかったのですが、今度の新病院では2台のMRI装置を設置する部屋を確保しました。
そして最初に設置するMRI装置はGEヘルスケア社製のSIGNA Pioneer 3.0T(テスラ)です。
このMRI装置は2014年の北米放射線学会で発表された最新鋭のMRI装置です。
実は日本で初めて当院がSIGNA Pioneer 3.0Tの設置計画を決めました!!
(本当はメーカのお話では受注世界第1号だそうです)
残念ながら当院の開院が来年5月ですので既に慶応大学病院に導入済みの為に1番最初の使用とはなりませんでした…
この最新鋭のMRI装置、何が従来のMRI装置と違うのかと言うと
1. 頭部検査では検査時間が非常に短い
従来のMRI装置での頭部検査においては6回の撮像をした場合は約15分かかっていましたが当院の最新鋭のMRI装置では約1/3の時間程度で撮影可能になっております。
2. 非常に静かです
従来のMRI装置での頭部検査においては工事現場で出るような大きな音がしますが、当院の最新鋭のMRI装置は頭部検査において非常に静かに撮影が可能になり患者さまにも負担が少ない装置になっております。
3. MRI装置の筒が従来のものより広い
従来のMRI装置の筒の広さは60cmで圧迫感がありますが、当院の最新鋭のMRI装置の筒の広さは70cmで圧迫感が軽減されております。
以上のような点で患者さまの負担が少なくなっております
いままで頭部のMRI検査は音がうるさくて時間がかかり大変なので受けたくないと思っておられた方は一度試されてはいかがでしょうか
5月1日オープン予定です!期待してください